多くの海産無脊椎動物の卵は、受精膜のみにつつまれて産卵される。
爬虫類や昆虫など、陸上に産卵される卵は表面に膜を持つことで水分の蒸発を防ぐ。これにより乾燥した陸上での生活を可能にしている。また、は虫類は胚膜を形成し、これが陸上での胚の発生を支える。
鳥類や一部のカタツムリの卵は表面に炭酸カルシウムの殻をもち、内部を保護している。
多くの哺乳類は、受精卵は母親の胎内に留まり、そこで成長する胎生であるが、カモノハシ目のカモノハシ、ハリモグラは鳥類のような殻をもった卵を産む「卵生」の哺乳類である。
単独で産まれる卵もあるが、多数をまとめて産卵する場合もある。多数の卵を密着した塊とする場合、これを卵塊(らんかい)とよぶ。さらにそれを何らかの構造物で覆ってしまう場合もある。クモは糸で卵塊を包んで卵嚢(らんのう)とするし、ゴキブリやカマキリは分泌物で卵塊を覆う卵鞘(らんしょう)をつくる。カエルの中には樹上に泡巣(ほうすう)と呼ぶ泡で卵を覆って生む種もある。